2010年6月12日土曜日

36秩父の陶芸家丸山瑛示君・平井真夫








先日秩父に大学時代の友達を訪ねた。彼は大学時代からカントの純粋理性批判、羽仁五郎の都市の論理など私には難しすぎる本を薦めてくれ、彼と共同作業をする時の必須アイテムで少しは分っていないと(全く分らないのだが)設計が形になっていかない・・・・そんな彼が建築を見限り陶芸家になった。
卒業後何年か、週末にはもう一人の友達北海道の山口等君と一人一本ジャンボ生ビールを抱えながら議論し、刺激しあっていた。二人は私より早々と懸賞論文やコンペティションに受かり、議論も力強く私はかなわなかった。

秩父は夜祭が有名だが、それだけの由緒ある土地柄で、今や彼は老子に関する本『いのちの道』を書き上げ、当日は秩父を語ってくれ、山にあるものを焼き十割蕎麦を打ってくれた。魚・肉・山芋・竹の先端を炭で焼き・・私は焼き物屋だからと含み笑いをしていた。どうしても気になる存在で今や酒を絶って6年くらい、頭の回転が良くなったらしい。陶芸は土練り3年と云われていて、蕎麦の練りは彼には苦も無く出来たらしい。

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